豊中市 一階から二階へ続くベランダ屋根の無料点検


「見栄えは良くないけど、そこまで生活に支障はないから修理はまた今度でいいか・・・」

ベランダの屋根の修理をついつい後回しにしてしまう方も多いのではないでしょうか?

しかし、ベランダの屋根の修理やメンテナンスを怠っていると、思わぬコストがかかってしまう可能性がでてきます。

今回は豊中市在住の方から、「一階のベランダから二階へと続く屋根が一枚だけ抜け落ちてしまっている。可能であれば、すぐに新しい屋根パネルを設置して欲しい。」とのご依頼です。

早速、現場に向かいます。

一枚だけ抜け落ちたベランダのポリカ屋根

豊中市 2階から1階へ続くポリカ屋根

▲上写真がご依頼のあった建物です。一階から二階へ続くベランダ屋根が、真ん中あたりだけ抜けて無くなっている事が分かります。

「見栄えは悪いけれど、一部分だけだし、ついつい後回しにしてしまっていた。」というこちらのベランダ屋根。

長期間で放置状態が続くと、さらに被害が拡大してしまう恐れがあります。

雨樋に生えた雑草

豊中市 雨漏りする可能性の高いポリカ屋根

▲横から見上げた屋根です。

雨樋(屋根の雨水を集めて流す通り道としての設備)と、ポリカ屋根(ポリカーボネート材の屋根板)の間に雑草が生えているのがご確認いただけますか?

恐らく、風で飛ばされたり鳥の糞に含まれた種子が、溜まった塵や埃の中から発芽したものと思われます。
これをそのまま放置しておくと、この雑草は横に横にと匍匐していくように、さらに広がっていきます。

屋根に生えた雑草は「雨漏り」の原因になります。

雨樋に流れる雨水をせき止めてしまうからです。
また、雑草がため込んだ水分等により、躯体(屋根の枠組み部位)を錆びさせてしまいます。

しかし、ご自分で屋根にハシゴを使用し除草作業をすることは大変危険ですので控えてください。
また、屋根材を痛めてしまう恐れもあります。

屋根に生えた雑草の処理は業者にお任せください。


外壁の状態も点検

DSC_1108

▲ベランダ屋根の点検をする際には、屋根だけではなく屋根の躯体を取り付けている外壁に、クラック(ヒビ割れ)が無いかも合わせてみていきます。

外壁にヒビが見られる場合、補修も併せて行います。
深く入った外壁のヒビから雨水が内部へ入り込み、「雨漏り」してしまう事が考えられるからです。

幸い、こちらの外壁には目立つトラブルは見つかりませんでした。

躯体が雨ざらしの状態

豊中市 ベランダ屋根の抜けた箇所

▲抜け落ち部分の躯体の状態を点検していきます。

放置期間が長期になる場合、躯体に雨や埃・塵が多く付着し腐食を早めてしまいます。
腐食が進行し、倒壊の恐れが出た場合は、支柱から全て立て直さなければならなくなります。

また、腐食がまだそこまで進行していない場合は、箇所を補修する事も可能です。

こちらの屋根の場合、このまま新しいポリカ屋根パネルを設置できるという結果になりました。


ついつい後回しにしがちなベランダ屋根ですが・・


今回の様に、一ヶ所のみの屋根の抜け落ちですと、そこまで生活に影響が無く放置しがちです。

しかし、放置期間が長期になればなるほど、他のトラブル(雨漏りやベランダ全体の劣化)を引き起こす可能性が高まります。

余計な修理費用をかけないためにも、メンテナンスは早めにして頂くことが大事です。