「アーチ形のベランダ屋根のパネルがはずれたので、直してほしい」
茨木市 アーチ形のポリカ平板屋根の抜けおち
茨木市にお住まいのお客さまから修理の依頼をいただきました。
ベランダの屋根がどのようになっているのか状況を知るために、すぐお宅へ伺い、調査を開始します。
アーチ形の支柱に合わせてベランダの屋根に多く使う素材『ポリカーボネート』の平板を使っています。ポリカーボネートの平板はゆるやかなカーブを描くように曲げ加工を施しています。
ポリカーボネート素材の特徴のひとつ、加工性の高さはベランダ屋根の形や設置場所の環境に合わせて切断、穴あけ、曲げなど自由な加工ができることです。
パネルがはずれた原因
支柱にパネルを固定するためのネジが無くなっていて、ネジがゆるんでいたところに強い風が吹きつけてパネルが支柱から抜けおちたようです。
紫外線や風雨を浴びつづけているとネジは少しずつゆるみます。一見、なんの損傷もないようなベランダ屋根でも見えない部分がゆるんだり、はずれていることがあり、突然パネルが落下する恐れがあり大変危険です。
平板パネルは骨組み部分にパネルを挟んで上の写真のようにネジで固定します。
アルミ製の支柱やポリカ平板パネルの汚れはありますが劣化はしていないようです。はずれていないパネルは、ネジでしっかり固定されています。
調査の結果、残っているパネルや支柱はそのまま使用して、抜けおちた部分に新しいポリカ平板を設置することをお客さまにご提案しました。
「ベランダの屋根はアーチ型で平らではないけど、直せますか?」
A.はい、直せます。
ポリカーボネート平板は加工性が高いので自由に曲げることができます。変形も起こりにくいので、そのままの形状を保つことができます。
まずは、ベランダの屋根の状態や形状を調査して、お客さまの希望をお聞きしながら使う素材を選びます。
ベランダ屋根に最適な素材『ポリカーボネート』
ポリカーボネートは、多くのプロがベランダ屋根に使用する素材です。
太陽光や風雨・雪などに対して高い耐候性をもち、紫外線をほぼすべてカットするので、ベランダやコーキング材(隙間を埋める素材)の劣化をやわらげることができます。
ポリカーボネートが持つ多くの優れた特徴を以下にご紹介します。
他の素材より長持ち
ポリカーボネート板の耐久年数は10~20年といわれています。
今ではほとんどのベランダ屋根にポリカーボネート板を設置しますが、ポリカーボネート板が発売されたのは20年ほど前。今後さらに耐久年数は長くなるかもしれません。
ベランダの屋根に使う他の素材と比べてみると、安価で手に入れやすい塩化ビニール板は3~5年、15年ほど前まで多く使われていたアクリル板は3~5年。紫外線や風雨の影響で劣化すると、変質して粘りがなくなってモロくなります。粘りがなくなった板は小さな刺激を受けただけで割れてしまいます。安価な塩ビやアクリル板を何度も交換するくらいなら、丈夫で劣化しにくいポリカーボネート板に交換することをオススメします。
バツグンの強度
ポリカーボネートは樹脂・プラスチックの一種です。
素材が樹脂・プラスチックと聞くと割れやすそうなイメージがありますが、ポリカーボネートは樹脂・プラスチックの中でもバツグンの強度があります。ハンマーで叩いても割れないほどの耐衝撃強度を持つので屋外用の屋根や窓の材料として、その他にも防護盾やヘルメットなど様々な場面で使用されています。
素材が樹脂・プラスチックと聞くと割れやすそうなイメージがありますが、ポリカーボネートは樹脂・プラスチックの中でもバツグンの強度があります。ハンマーで叩いても割れないほどの耐衝撃強度を持つので屋外用の屋根や窓の材料として、その他にも防護盾やヘルメットなど様々な場面で使用されています。
透明性・透過性が高い
ガラスと同じぐらいの透明度があり、日差しをタップリ取りこみます。そのうえ紫外線をほぼカットするので、ベランダの劣化をやわらげ、屋外でも安心して作業することができます。また、可視光(目に見える光)をよく透過するので液晶テレビや車のヘッドランプレンズなど、様々な製品に使用されています。
燃えにくい、温度変化に強い
自己消化性能(火が燃え広がらない)が高く、もし燃焼したとしても有害ガスは発生しないので安心です。
耐熱性の高さは、夏のカンカン照りの暑さや冬の凍るような寒さに耐えるので、電子レンジや冷凍庫でも使用できるほどです。
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